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ahamo

 どうも、鄙びた温泉に浸かるのが生きがいとなっている琥珀銀です。

 今回は、下記の日記の続きとなります。
 ⇒povo

 前回の日記では、格安プランにしたいものの留守電がどうしても必要であること、しかしながら同時に使用するにはeSIM提供プランでなければならないことなどからOCNモバイルONE+povo(eSIM)という組み合わせで運用していくことを選択しておりました。

 今回は、ついにahamoがeSIMに対応したことを踏まえ、povoからahamoに切り替えましたのでその様子をレポートいたします。なお、試した環境はiPhone12 Pro(iOS 15.0)です。

 そもそもahamoでなくpovoを選択した理由については、eSIMへの対応のほかに、OCNモバイルONEとahamo(docomo)という同じMNCを用いるキャリアで使用した場合、ahamo側の通信がOCNのAPNによって上書きされてしまってPDP認証エラーが起こり、使用不可になるであろうことを予想したためです。

 しかしahamoにMNPしたいま結論から申し上げますと、上記の懸念は杞憂に終わりました。現時点でOCNとahamoが同居しておりますが、両方とも問題なく通信できております。キャリア表記は下記のようになります。

 
 docomoとdocomoでどっちがどっちだかわかりづらいですが、これでもちゃんと通信できております。

 今回povoからahamoに無理してでもMNPしたのは、やはりauネットワークですと圏外になってしまうところがあったからです。特に冒頭書きましたとおり鄙びた温泉、つまりメジャーでない温泉街を旅する私にとっては圏外になってしまうのは結構つらいものがありました。具体的には宮城県鎌先温泉とか那須塩原板室温泉とかほかにもいくつかマイナー温泉どころです。この辺、docomoとauとでエリア構築に対するスタンスの違いが垣間見えます。

 正直、APNが衝突してしまうのならOCN側は電話のみとして通信はahamoに任せることで妥協しようとしておりました。OCNのAPNプロファイルを読ませなければiPhoneにプリセットされているdocomoのAPNであるspmode.ne.jpが適用されるはずなので、それでもいいかと思ったのです。電話機能に関してはAPNを設定しなくても使用できます。これは確認済みです。

 がしかし、予想に反して両方とも通信ができております。これの理由が正直よくわかりません。MNC以外にキャリアを判定する何かがあるのか...? まぁいいや、よくわからんが、まぁ動いているからヨシ!

 ちなみに通信速度はこんなもんです。場所は埼玉南部となります。povoより速度は出ないんですが圏外にはならなくなったのと、povoでは割と発生していたパケロスはかなり低減され通信時の引っかかりはなくなりました。
 

 なお、これで終わればすべて万々歳となるんですがやはりそうは問屋が卸さなくて、明らかに5Gエリア内なのに通信を始めるとほぼ高い確率で4Gにされてしまったり、5G表記なのにどう考えても5Gでない通信速度になったりする事象が発生しております。そもそも、ahamoはDSDS構成は動作保証対象外です。まぁ5Gエリアなんて都心部のごく一部ですし、この辺は割り切った方がよさげですな。

 というわけでOCNモバイルONE+ahamoでも使えましたよというご報告でした。ただ、あくまで偶然うまくいっただけでおま環の可能性もありますので、試されるのであれば自己責任でお願いいたします。

 それでは、また次回まで。