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この国のかたち

 どうも、ごちうさの作者が二人組のユニットと判明したと同時に「カップルでイチャコラしながら描いてたのかよ!」と発狂するネット上の反応を見てニッポンのオタクはまだ死に絶えていないと確信した琥珀銀です。でもオッサン二人で描いて多くの萌えオッサンが癒やされる優しい世界かもしれないですよ?

 今回はうさぎを克服したいシャロちゃんを描かせていただきました。まぁワイルドギースのためにウサギ小屋を作ってあげたりしてますんで、根っからは嫌いじゃないのかもしれませんね。

 さてアレですな。先の衆院選では自民と維新が大勝と躍進てことで、まぁ共産と組んで連合から切られたら立憲はそうなるよなぁという結果になりました。これで憲法改正に弾みがつき日本はさらに実力主義へとドラスティックに社会が変わるとか言われてますが、個人的には経団連と農家の顔色伺う今まで通りの政治が続くんじゃないかなぁと思っております。

 まぁつまり、アメリカみたいに極端に勝者総取りにならない代わりに、貧しい側が敗者復活することもない状態が続くだろうなと思うのです。

 失われた30年とか言われておりまして、日本は変革しなければ復活できないと何度も言われている気がしますが、どうもここまで状態を引っ張ってるところを見ると、日本人は欧米的な超個人主義っていうかことあるごとに自分の判断を求められるような生き方への変革を望んでいないのではないか、という気がいたします。

 欧米的な幸福感て何というかアレじゃないですか。派手というか、力で何かを屈服させるギラギラしたものってイメージあるじゃないですか。それに対し古来からの日本的な幸福感って空とか自然とか見て季節の移り変わりを味わうみたいなところがあるじゃないですか。つまり目指す幸福のあり方って言うか人生に求めるものがハナから違っていただけなんじゃないか、という気もしないでもないのです。

 日本人はバブルを味わったために幸福感が塗り替えられてしまっただけだったとしたら、実は何も変えないようにして今のあり方を静かに見つめるような淡々とした変わらぬ日々を送ることを目指した方が、実は不幸になる人が減っていくのかもしれないなと思った次第です。

 それでは、また次回まで。