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天才バカボン

 どうも、異世界転生をそろそろ人生の選択肢に加えてもいいんじゃないかと本気で考え始めている琥珀銀です。

 今日は千夜ちゃんのお誕生日ですので、お祝い絵をしたためさせて頂きました。やっぱり二次元は心を穏やかにさせますな...。

 さてこれを書いている今現在、ドコモ口座なるウォレットサービスが炎上しているところでございます。あんまり報道されていませんが、人の銀行口座に勝手に紐付けして無断でお金引き出せちゃうっていうかなりヤバい案件です。しかし、ドコモの上役が開いた記者会見では、悪化を止める手立てがないのにサービスを止める気が無いうえ、うちら悪くないと言わんばかりにふんぞり返っていました。何の落ち度もない他人様に迷惑をかけている中での会見としてはとても心証が悪いもので、偉い人のよくある悪い面を見ている感じがします。

 これに限ったことではないのですが、この国のエリートってのは、何か間違いを起こしたとき頑なに方針を変えようとしません。競争を勝ち抜いてきたからか、間違いを認めれば負けを認めるとなり地位が脅かされるんでしょうか。いや、これ、今に限ったことではないかもしれません。古くはよく言われるインパール作戦ですが、あれもさっさと方針を転換すればあそこまで被害は出なかったと言われてますし、今で言えばコロナ拡散になるからやめろと言われたのに春節ウェルカムやったりとか、GoToキャンペーンもそうですかね、あぁオリンピックもかな、とにかく間違いを認めずゴリ押しをして要らんダメージを増やしているのがこの国のエリートってイメージがあります。

 エリート主義ってのはどこの国でも花形です。それはエリートが増え、エリートが世間を先導すれば世の中はよくなるはずと考えられているからで、確かにアメリカやシンガポールではそれなりにうまくいっているように見えます。しかしなぜか、この国ではエリートを集めると途端に無益な利権集団化します。いわゆる、省益あって国益なし状態にしてしまうのです。

 なぜなんでしょう。頭の良い人が考えた策であっても結果がダメージを受けるものであれば、それはバカのすることと変わりありません。そうは言っても凡人にはわからない事情があるんだなんてのは理由になりません。少なくともエリート層として(待遇含めて)高い地位にいるのだし、頭が良いのならそれ込みで考えを出すべきです。しかし結果として今日(こんにち)まで日本はエリートを集めては失策する愚を重ねてきました。

 だからバカに舵取りをさせろとはいいませんが、何かどっかで間違っているんじゃないのという気がしてなりません。ただ、この国は外圧がなければ変われないと言われているように、将来も同じようにエリートを信望しては失敗する愚を繰り返すのでしょう。私はバカなのでその改善策を思いつきませんが、少なくとも我ら凡人としては、お上の言うことに従え、偉い人が言ったことなんだから間違いないってな精神は、そろそろ考えなおす時期に来ているのではないかなと思う次第です。

 それでは、また次回まで。