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観葉植物論

 どうも、幸せを感じるのが他人の不幸というなんとも救いようのない琥珀銀です。

 今回は警戒心を解いてベッドに座っているココアさんを描きました。あと一押しですね(?

 さてアレですな、最近はオタク界隈で「○○は俺の嫁」って言葉をめっきり聞かなくなりましたな。ちょっと前までオタの望む二次元てのは、自分がハーレムの中心に位置するようなのがメインだったのですが、そういうのはヤングジャンプとか系の、いわば若いライトな層に移ってきており、昔ながらのディープなオタはあんまり言わなくなってきた気がします。

 これはアレでしょうな。これだけ現実が厳しく絶望的になってくると、もう二次元の中でハーレムを維持することすら面倒に感じてきてしまっているんでしょうな。また、オタもだんだん高齢化してきて、二次元の世界に触れていたくとも自分が主人公になるにはもうしんどいという歳になって来たんでしょう。

 代わりに聞かれるようになったのは、その世界の観葉植物になりたいってヤツです。例として挙げれば「ラビットハウスの観葉植物になってチノちゃん達を眺めていたい」みたいな。似たようなのに、空気や大気になりたいとか言われることもあります。「美少女動物園」と呼ばれるジャンルが増えてから顕著になってきた気がしますが、もはや現実に疲れすぎて、もはや何も考えずにその世界に浸っていたいという願いが現れているのが、この観葉植物になりたいという表現でしょう。

 まぁ、とにかくみんな疲れているんですよ、この現実に。特に我々のような底辺を這いずるような生活を送っている人間としては。

 そして今後、現実というか世の中はさらに厳しくなっていくと予想されておりますから、これからはますます観葉植物になりたいオタが増えていくことでしょう。植物のように、あるいは空気のように、二次元になるべく影響しないような希望が、オタ妄想のスタンダードとなっていくのではないかなと考えます。

 それでは、今回はここまで...。
 次回はリゼさんのお誕生日絵になるかと思います。