Tyranny of the majority

 どうも、ここ一ヶ月プライベートにおいて「アレクサ、おはよう」しか発言していない事に気付いた琥珀銀です。友人はもはや人工知能の時代です。


 今回は慣れないフルール・ド・ラパンで職場体験しているチノちゃんを描かせて頂きました。えぇ、ラパンの制服を着せたかっただけなんですががが。しかしそんなチノちゃんも高校生ですか。できればサザエさん時空で永遠にJCでいてくれればとか思ったり思わなかったり。
 さて、最近はアレですな。社会が発展するにつれ、人であるためのハードルが高くなったと感じますな。昔でしたらおそらく狩りをするか作物を育てて、あとは生きていれば人としての営みを果たしていると言えたのでしょうが、発展した社会では人としてあるべき義務が増えました。最近ではさらに才能とやらまで発揮しないと人であると認められなくなりつつあります。未婚者は半人前とか、高卒は人間扱いされないとか、非モテ童貞は人どころか生物未満とかそういうやつですな。
 そんな人であろうとする事すら難しい現在、当サイトでは一貫して非モテ・非才能側に立った発言をしてまいりました。ですが、才能があり、モテ側優秀リア充の人を非難するような事はこれまで一度も発言しておりません。それはなぜか。
 それは優秀なリア充の皆さんに我々非モテが一生経験できないことをして子供を増やして頂きたいからです。現在、少子化で日本の将来が危ぶまれているのは皆さんすでにご存知の通りですが、その日本の将来を背負って立つのは今生まれてくる子供達です。当然、我々が老いて年金生活に入った時、それを支えるのも彼らという事になります。そして彼らが社会に出てきた時、数だけは多い我々団塊Jr.世代〜氷河期世代によるシルバー民主主義によって我々を支える運命を甘受していただきたい。つまり、今子供を育てているリア充の皆さんは、実は私らの老後のために頑張っていただいている訳です。そんな彼らに対し感謝こそすれ、非難する気などさらさらありません。
 今や結婚できる人より結婚できない人の方が多く、年収の中央値は300万を切ろうとしております。そんな環境で育った今の子供達は、一部のエリートを除いて移民と張り合う納税マシーンとなる運命でしょう。またそんな彼らの親(今のリア充)も、子供を育てるので生活資金を使い果たしているか、かなり消耗しているはずです。そして大人になった子供たちも納税マシーンとして精一杯となるはずで、親の面倒まで見られるかどうかは難しくなるだろうと思われます。
 翻って我々はどうか。多くのファイナンシャルプランナーが指摘している通り、子供1人育てるのに3000万円、結婚生活で1億円掛かると言われています。しかし、我々はこれらを全て貯蓄・投資に回せます。老後に備えて個人年金、NISA、iDeCoなどしっかりと注ぎ込んでおくことができるのです。健康に留意し、資産を自分1人だけでコントロールできる状況を最大限に活かして、老年後はしっかりと若い人たちの納税インフラにライドしましょう。また、非正規だからと悲観することはありません。こんな事言われてますが氷河期食らった我々には生活保護を受ける権利だって十分あります。
 リア充上級の皆さんは自分たちの子供が我々の生贄になりそうなので必死のようですが、我々世代は数だけは多い。民主主義で言えば存在するだけで無敵の状態です。我々には選挙権という武器がある。氷河期時代に努力不足だの自己責任だのと踏みつけられた事は決して忘れてません。彼らの幸せは多くの不幸から成り立っていることを、志半ばで散っていった同期の霊と共に思い知らせてくれましょう。ゆえに、選挙は必ず行くべきです。
 ではリア充の皆さん、子育て頑張ってください。
 我々の充実した老後の養分となって頂くために。