どうも、去年うっかり失念したココアさんの誕生日絵を、今年は無事に描き上げられて一安心している琥珀銀です。
なんて言うか去年から病気だの業務多忙だので落ち着く暇がありませんでして…というか、ずっと同じ事ばっか言ってる気がしますな。これが年寄りの繰り言ってやつですか。
最近はネットも世の中の動向からも離れ、ナショナルジオグラフィックの科学番組とかヒストリーチャンネル、もしくはディスカバリーチャンネルで、宇宙人だの古代遺跡だの超常現象だのといったものをマッタリ鑑賞しています。いわゆるオカルト分野ですね。
子供の頃はこの手のオカルトな世界観は苦手で、お化けだの幽霊だの宇宙人に攫われるだと聞いた日には夜中にトイレに行けなくなるくらいダメでした。しかし現代の脅威に比べれば、幽霊とか宇宙人のなんと牧歌的なことか。
今どきの脅威とか怪しいものといったものは、オカルトのように丹念に時間を掛けてゆっくり恐怖を熟成させるなんてのんびりしたことはしていません。いきなり何も分からないうちに一撃必殺で終わり。怖がる隙も恐れる余裕も与えず、ただただ機械的に処理して終わり。正直、何の前触れもない分タチが悪い。
いま世の中を騒がすニュースや出来事とは、そういう何の前触れも無くいきなりってのが多すぎる気がします。もちろん積み重なった何かがあるんでしょうが、それがまったく見えない。幽霊が出るぞ、宇宙人が出るぞなどという心構えを全く与えず、無機質な不意打ちが多すぎる。恐怖を感じる前に結果だけを突きつける現代社会は、もはやオカルトの恐怖を超えてしまっているようです。
そんな怖がるとか恐れるとかいうような人間本来の危険を察知する感情を、どこかで思い出した方が今のギスギスした世の中ちょっとは和らぐんじゃないかなぁなどど、オカルト番組を見ながら思った次第です。
それではまた次回まで…。