あけましておめでとうございます

皆様、あけましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願い申し上げます。


 毎年同じ事言ってるような気がしますが、本年の抱負を述べたいかなと思います。
 が、その前に、ちょっと去年のことを振り返ってみたい。
 去年は私自身や私のHPなどにおいては、あまり、というか全く変化のない一年でした。普通に絵を描き、ゲストを少々頂き、月に1~2枚のペースで絵を描きつつ、HPに来場してくださる皆様と捕捉系サイト様に感謝を捧げる日々を繰り返しておりました。
 しかしながらお絵かきさん世界においては、大きなムーブメントがあったように感じます。それはpixivをはじめとする絵師系SNSの台頭です。
 これまで検索サイト→HPへという人の流れが、これら絵師系SNSの登場によって、SNS→HPへと流れが変わりました。それと同時に、旧来の検索サイトやブックマークしてくれた方からのアクセスが激減した。今まではHPに訪れた人が、さらに詳しい情報を求めてmixiなどの個人ページを訪れる事が多かった。つまりHP→SNSであったのですが、これからの時代はSNS→HPへとやはり流れが変わったと言えるのです。今や絵を見たい人にとってのポータルは絵師系SNSであり、HPとはそのSNSで興味を持った人が訪れる場所になったのです。
 今年はこれらSNSの影響力がますます大きくなっていくでしょう。今やpixivに登録していない絵描きなど居ないとまで言える状況です。HPで好き勝手やっていれば、いずれ同好の士が来てくれた時代ではなくなり、SNSの「住民」に好かれる絵を描かなければ、HPが成り立たない年になるのではと予想します。
 しかし、絵師系SNSはそのほとんどが採点制ランキング方式を採用しています。正直言うと、私は自分の絵を競争の場に出すことに抵抗があります。住民から落第点を押されたとき、私は自分の絵を描いていくことが出来るだろうか自信がないのです。
 しかし先日、ゲスト原稿を提出させて頂いた某氏は、その状況には次のように考えると良いとのアドバイスをくださいました。
 「競争相手は他人ではなく、過去の自分の作品だけに絞ればよい」
 つまりSNSで採点された得点も、そこで付いたランキングの結果も、他人との比較ではなく、自分の作品だけのみ結果を理解する考え方です。Aさんは300点付いたけど自分は100点だった、ではなく、自分が描いた過去の作品は50点だったが、今回は100点だった、とだけ考えるのです。他人との競争を意識すれば、それはキリがない事の始まりです。下手をすればそれ(他人より勝つこと)だけが目標になりかねない。
 長い口上を述べてきましたが、とりあえず避けていたpixivから今年は手を出してみることにします。「pixivごときで何を大げさな」とお思いでしょうが、本人にとってはこれは大きな決断なのです。他人との差を意識するシーンは、将来同人を始めたときにたぶん避けて通れないでしょうし、いい加減私も揉まれてくる時期に来たと言うことでしょう。
 私のHPのコンセプトは「地味に地味にマッタリと」です。それは今でも変わらないつもりです。しかし、続けて行くにはそれなりに「強さ」がないとダメかな、とも思い始めた次第です。ちなみにくだんのSNS、pixivのコンセプトは「お絵かき楽しす」だそうです。徹底的な評価主義を掲げておいて「楽しす」はないだろうと思うのですが、SNSで評価が下されても「楽しす」と言えるような絵描きになれれば、たぶん、同人もそう遠いものではなくなる気がします。
 というわけで、本年もこんな私ですがどうぞよろしくお願いします。