私が絵を描いていることはとりあえず忘れていただくとして、絵を描く人々を考察する上で常々思う事があります。それは、『なぜ人はかわいい女の子の絵を描けるのか』ということです。
『俺は絵心ねーから描けねー』という方もおられるかと思いますが、練習すればそこそこ描けるようになるようです。あ、いや、今日申し上げたいのは絵心云々とか、実力云々の話ではないのであります。
萌え系でもなんでもいいのですが、私が疑問に思うのは、かわいい女の子の絵を描いた人『本人』にありましてな。
世の中には気に入らないことが多いのか、罵詈雑言を殴り書く方々がおられます。某巨大掲示板とか某MMORPG系のサイトを除き見れば、『しね』『ウザい』『知障』『ネトウヨ』『厨』の言葉は毎日のように書き込まれており、他人に敵意を抱く人がこんなにも多いのかと驚かされます。まるで、世の中の大半の人々が皆怒り狂っているかのようです。
しかしながら、そういう人たちが描いている絵の中には、萌え絵に該当する絵を描く方も当然おられます。他人に『しね』等を連発しながら、それでもかわいい絵を描く人々。私はこれが不思議でなりません。しかもその絵がすごく優しそうな女の子の絵だったりするとなおさらです。いったいこの人のどこに、この優しさや萌えがあるのだろうかと思うのです。殺伐としたものの中から創り出された萌え絵や優しそうな絵、そのルーツは一体、どこにあったのか。
あるいは一見、萌えとは一切関係のなさそうなｺﾞｯﾂｲ方でも、萌え絵がうまい方もおられるわけで、では、その方の中のどの部分が作用して萌え絵を生み出したのかと素朴に疑問を感じるのであります。こんな疑問を抱くのは、私だけなのでせうか。
