ルッキズム

 どうも、最近の解雇規制緩和と「働かないおじさん」ブームで職を失いそうな琥珀銀です。


 今回は毎年恒例のチノちゃんお誕生日絵を描かせて頂きました。ティッピーが透けているのは最新の情報を反映しております(意味深
 さてアレですな、ここんとこきらら系アニメである「ぼっち・ざ・ろっく!」の主題歌劇中歌含めてオリコンランキングを席巻したんだとか何とかでちょっとした話題になっておりますな。
 一時期の「けいおん!」ブームを想起させる出来事ではありますが、最近の一般人らはこの手のオタクコンテンツにあんまり抵抗なくなってきたんでしょうか。
 しかし、その楽曲をよーく見てみると、作っている人達って有名なイケてるバンドの人らな訳だったりします。つまりこれは、米○玄師とかR○DWIMPSがアニメの曲を歌うようなもので、アニメに理解あるあっち側の人が曲を提供しているに過ぎません。コッテコテのアニソンはやっぱり陽の目を見れていないのはチャートが証明しているところです。まぁ最近はアニソンなのかJPOPなのか判断つかない曲も多いですが…。
 普通だったらこういうのはアニメを理解してくれるアーティストが増えて嬉しいってなところなんでしょうが、ワタクシみたいにひねくれたオタクですと、「これだけイケてる人達がアニメに参加してクリーンなイメージが付きつつあるのに、未だに旧いキモいアニメオタクってなんなの」とかなんとか言い出して我々を追い出す状況が作られそうでアレでナニなところがあります。
 似たような状況に声優があります。かつて声優は声と演技さえよければなれたものが、今やルックスやキラキラ感がなければなれないと言われています。(アイドル活動的な声優でなく)裏方に戻るべきと言うベテランの声もありますが、事実として容姿が良くないとダメになったのが現実です。アニソンの作り手や歌い手がイケてるバンドになっているのもそれと関係あるでしょう。
 絵描きですら今では女性絵師と男性絵師なら同じ画力でも女性絵師が圧倒的支持を得ます。近い将来、絵をコツコツと練習して実力を付けても、見た目がブッサイクだからプロにはなれないなんて時代が来るのかもしれません。かつてのオタは作り手ではなく創ったものに対して評価すべきとの不文律がありましたが、それは今や過去の価値観です。
 オタはどこに行こうとしているんでしょうか。
 それでは、また次回まで。