コキュ・コルナール・コルネット

 どうも、AI絵師によってこれまでチヤホヤされてきた神絵師どもが窮地に追い込まれていると聞いて俄然AIを応援したくなってきた琥珀銀です。


 今回は読書の秋のチノちゃんを描かせて頂きました。やや陰キャ傾向にあるチノちゃんはシンパシーを感じますな。
 さてこのところアレですな、萌えオタ界隈がどうもおかしな事になっていますな。いや何がおかしいかって、ここんところリリースされているオタ向け作品群ですよ。
 ・継母の連れ子が元カノだった
 ・冴えない僕が君の部屋でシている事をクラスメイトは誰も知らない
 ・カラミざかり ボクのほんとと君の嘘
 ・ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
 分かりますかねぇ。どいつもこいつも彼女持ちだのネトラレだのそんなんばっか流行りだしているんですよ。どうなっているんですか一体。少なくとも純潔を求めるキモオタにとっては由々しき事態と言え、かつてヒロインが非処女ゆえにそのゲームは不良品としてディスクを叩き割った時代と比べれば隔世の感であります。
 このような傾向の要因としては、容姿が良い人達だけ結婚できた結果によりその遺伝子を引き継ぐ若いオタは圧倒的にルックスに恵まれ、ゆえに元カノだの複数の異性と付き合うだのというのは当たり前の事となって、むしろ非モテ童貞の方がオタとして少なくなっているのではないかと考えられます。
 実際のところ、こちらのサイトの情報によれば東京OLの平均経験人数は7.3人だそうで、つまり結婚までに7人以上の男に股を開いていると言えます。もう乱れているというか、童貞から言わせてもらえれば不潔以外の何者でもありませんが。
 このような人達から生まれてくるわけですから、そらまぁ、オタ趣味になったとしても元カノだのネトラレだのなんて日常茶飯事になるんでしょう。てか文字通りのサノバビッチ(Son of a bitch)じゃないですか(偏見)。
 いやでもお前、前回の日記で話題にした20年前のエロゲ「クローバーハーツ」って確か主人公の一人に最初っからセフレいなかったか? と思ったあなたは鋭い。確かにそういうのもありました。ですが相当少数だったはずです。そしてこう言うとアレなんですが、そういう場合、性欲を吐き出す対象としてしか描かれておらず、メインヒロインとはなり得ないものでした。先述のディスク叩き割りについてはそのメインヒロインが非処女だったから叩かれたわけで。
 もちろん今の時代、ヒロインが非処女だから不良品などと発言すれば、性的搾取だとブチ挙げている人達の格好の餌食になるのは間違いありません。まぁそうでなくてもコンプラ的にアウトでしょう。ゆえに堂々とそのようなことは言えないのですが、もうなんかこのままだと「俺の水子が同居人の件」とか「不倫の相手が幼なじみでもいいですか」とかそーいう三流エロゲっぽいタイトルがそのまま萌えの主流になりそうな勢いであります。
 なんだろーなー。個人的に言わせてもらえればオタってのはキモいし人から嫌われている存在であっても、魂は崇高であることが条件だったよーな気がするんですよ。いやそんなんあり得ないオタは心も醜いとか言われそうですが、セックスして子供作ってる一般人達から、2次元絵でハァハァしてるだけの我々オタ童貞に対して言ってくるのは心外です。ふしだらな行動を実際にしているのは一体どちらなのか。
 しかしその一般人的感覚がついに萌えオタ界隈にも浸食していった、その結果が今の惨状なんでしょう。これだから儲かりゃ何でも正義になってしまう市場競争原理を趣味の世界に持ち込んではならないのです。とは言えうま味を味わった金の亡者達がますます浸食をゴリ押ししていくことは想像に難くなく、我々キモオタ勢は劣勢が予想されます。制圧されるのは時間の問題かもしれません。
 そもそもキモオタ童貞は女性や社会から絶対悪であり叩き潰すべき対象として見なされている以上まともにやり合って勝てるとは思えず、我々にできることはこちらに残されたわずかなコンテンツをいかに守り切るか、と言うことに尽きるかと思います。つまり、儲かるからと言って安易に売り渡したりコラボ等を認めないことです。
 我々は今こそここで理想を見直すべき時ではないのか、そう思えてなりません。
 それでは、また次回まで。