どうも、このところの暑さでエアコンガンガンの琥珀銀です。どうせ電力不足によって停電させる地区は貧困地区を狙い撃ちにするんだからしっかり冷やしておいた方が自分の寿命を縮めずに済むってもんです。上級の豊かさのために犠牲になるこたーない。
今回はナースなリゼさんを描かせて頂きました。CQCで看病します(ぉ
さてアレですな、ロシア対西側諸国の構図が鮮明になってきましたな。しかしこれ、私から言わせるとこれまで西側の新自由主義による経済パンチで東側や中東を黙らせていたことに対するバックラッシュに見えてきましてなぁ。
何というか、自己責任が基本の資本主義(新自由主義)ってのは結構暴力的じゃないですか。スタートラインが違うのに有利な者と競争させられ、不平等を努力の差に言い換えられ、その結果を正義と認めさせていたのですから、そりゃー虐げられていた方は下剋上を狙ってもおかしくはありません。
そもそも世界史を紐解けば今の西側の繁栄は今ロシアがやってるのと同じような覇権主義の結果なわけで、21世紀の今の時代にそれをやるか? ってのはともかく、偉そうに正義を振りかざす立場にはなかろうと思うのです。
なんだろうな、かつて子供の頃にいじめっ子で人をいじめ抜いて自殺まで追い込んでおきながら、今はしっかり幸せに結婚して子供までいて若い頃はやんちゃだったとか武勇伝語りながら「そんな俺にも護るものができた。今の生活を壊すような暴力は許さない」とかほざいているように見えるんですよ。それじゃ過去お前にいじめられて死んでいった者はどうなるんだと。
なんつーか、このままロシアが中東やアフリカ・中国などと連合を組み、彼らの利益のために西側に敵対する勢力となったとき(ていうかすでになりつつありますが)、そこにはおそらく彼らなりの護るべき正義みたいなのができて、それを破壊しようと企てる者は悪であるっていう図式が出来るはずっていうか、今まさに彼らそういう論調になってますな。
確かにウクライナは不幸でしょう。理不尽な暴力に晒されていることに議論の余地はない。でも結局のところ「勝てば官軍負ければ賊軍」になるのはこれまでの歴史と西側が証明しています。だからこそゼレンスキー大統領は国民に被害が出ようとも、徹底抗戦で絶対に、そう絶対に引くわけにはいかないのです。ここで死んだらいじめられて自殺するのと同じだからです。
残念ながら、人間の性(さが)として生きることは戦いではあります。けれど、西側が「自由民主主義への挑戦」と言おうと、ロシアが「平和を脅かす企て」と言おうと、双方やってる(やってた)ことに違いはありません。言えることは、そういうイデオロギーの衝突に巻き込まれるのはいつも普通に暮らしている平凡な国民であるということです。よって我々一般国民は、戦いを避けたいのならば正義とか平和をやたらと口にするようなリーダーは極力選ばない方がいいのかもしれない。でも戦意高揚に国民が簡単に乗っちゃうのもこれまた歴史が証明しているんですよねぇ。
それではまた次回まで。