人の行く裏に道あり花の山

 どうも、花粉症でぐんにゃりしている琥珀銀です。


 今回はお仕事チノちゃんその2を描かせて頂きました。もうなんて言うか、2次元のおにゃのこを描いているときが一番人生安らげますわ。
 さてここんとこTwitterを使っていますとこういう画面が出るようになりましてな。
 
 説明文読んでもさっぱりですが、どうもNFT登録した画像を登録できますよってことらしい。
 でその、NFTって何よ? と言うことになるんですが、私も存じ上げておらずいろいろ調べたところ、結論としては金儲けのための胡散臭い仕組みであるということが分かりました。だって検索してもハンチング帽被ったヒョロガリのオッサンが怪しいウンチク垂れてる情報商材記事しか出てこないんですもん。
 まぁ、真面目に説明しますとNFTってやつはこれまで換金性のなかったデジタルデータに有価証券のような価値を付ける仕組みなんだそうです。デジタルデータってのは画像でも文字でも音楽でも何でも良くて、買うときにお金が掛かる、売るときにはお金がもらえるようになります。もちろんデジタルデータってやつは複製可能ですから、お金を介して買ったものであるという証明が必要になりますが、そこんところをなんとかする仕組みも併せてNFTって言うんだそうな。
 ここんところ絵描きさん達がこぞってFANBOXに移行し、そのためかFANBOXでしか公開していないはずのイラストが勝手に転載されるとかありますが、この仕組みを用いれば誰が違法アップロードしたか分かるとか、FANBOXみたいにサブスク制じゃなくて1枚ずつイラストが販売できるようになるとか、そういう使い道が考えられるらしいです。
 でもやっぱり紹介記事とか読むと胡散臭いです。将来性のあるイラストを買っておけば価値が上がったときに儲かります! とかそんなんばっか。イラストに興味とかじゃなくて、金儲けの商材としか見ていない。てか、いくら著作権だの所有権だの付けたって、そんなもん無視するやつは無視するし、コピーされて見られるか聞かれるか読まれたら人はそれで満足してしまうんでは? という疑問もあります。
 とはいえ先日指摘されたことなのですが、穏やかにお絵かきライフを堪能したいならば、むしろFANBOX等の有料空間に引き籠もった方が良いとか言われております。これは端的に言うと「金持ち喧嘩せず」になるらしくて、文句を言う人のほとんどは無料で見る人であって、お金を払ってくれる人はよっぽどひどくなければ文句を言われることはないらしい。同人誌の内容について文句を言うのは買ってくれた人じゃなくて転載サイトで無料で見てた人ばかりだったでしょ? と。
 確かに思い当たるところは大いにあります。そして有料で公開しているはずのイラストを転載サイトで見て文句を言うような人ならば相手にしてはいけないというのも納得できる考えです。これはお絵かきに限らず、例えば賃貸の家賃に住民の民度が比例するとか言われていることに共通します。
 結局のところ、金儲け金儲けに走るのは下品となりますが、あんまり無料無料にするのも下品というか苦しいことになるのかなぁということでしょうか。とはいえ、2000年代インターネットにあったような譲り合いの牧歌的な雰囲気を好む私としては、どうしたらよいのかいまいち解答にたどり着けていないのが正直なところです。
 それでは、また次回まで。