理解のある彼くん

どうも、昭和の底辺キモオタ高齢童貞琥珀銀です(直球)。


 今回はお仕事をがんばるシャロちゃんを描かせて頂きました。こういう娘が働く職場を親目線で眺めていたいものです。
 さて、アレですな。冒頭から飛ばしておりますが最近このような自虐テキストを書く人はまったく見かけなくなりましたな。オマエモナー文化というか、オタクってそもそも「お宅もそうですよね」的なニュアンスがあったような気がするんですが、最近はもう自己の魅力や優秀さを過剰にアピールする承認欲求お化け、あるいは欠点を指摘して立場が上であると誇示するマウンティング野郎みたいなのばっかりゴロゴロしており、なかなかに辟易しております。
 これはアレでしょうな。いわゆる竹中平蔵を始めとする知識人やインテリコンサルたちが言う「今後才能のないものは生き残れない」みたいな脅しが蔓延している証拠でしょうなぁ。
 私なんぞそういう才能が無くてもすでに社会の底辺で孤独に干からびていくことが決定しておりますのでどうでも良いのですが、まだ先がある若い人や結婚して子供がいるあるいは家のローンなどがある人は、是が非でも才能を求めなければならないわけで、それができなければこの国では一気に下流へ落ちるわけで、必死にならざるを得ないんでしょう。そのプレッシャーが承認欲求という形で現れ、隙あらばマウントを取る今の空気を作り出しているんだと思います。
 つまり簡単に言うと余裕がなくなったってことです。非モテ自虐ネタなんて言ってられなくなったと、俺は凄いお前らはクズであると、そして凄いの証拠として「いいね」を集めなければ不安で仕方ない状態であると、そして逆にいらない人扱いされることを極度に恐れる、まぁそういう心理に日本中が追い込まれてしまっているのでしょう。
 まぁ何というかさみしい気がします。昔のことを懐かしむのは年寄りの第一歩ですが、みんなが自虐しつつも何かに密かにリスペクトがあった頃に比べると、今は実に息苦しいです。いやまぁお前が歳をとったんだ今のこの緊張感が若い人には快感なんだと言われればそれまでですが、人前で童貞も言えないこの世の中じゃぁ、いわゆる合理的な社会にはなるだろうけども幸せになれる人は少ないかもなと思った次第です。
 てなこと言うと「不幸なのはお前だけ。普通の人はちゃんとできてる」とか言われるんですけどね。
 それではまた次回まで。