どうも、最近えらく寒いですな。先日は熱が上がらないタイプのインフルエンザに罹患しましましたがウイルスが検出されなかったため(後日判明)会社に通勤し、ウイルスを職場にしこたまバラまいてきた琥珀銀です。38度の熱を出しながら1週間くらい出勤しましたが、いやぁキツくてよろけてホームに転落するかと思いましたね。とある製薬会社が「風邪でも、絶対に休めない あなたへ」とかいうキャッチコピーぶちかまして話題になりましたが、実際問題「高熱で点滴を受けているところに上司が来て会社に連れていかれた」とかいう人もいたようで、リアル大内定義部長かよと。あぁ、美しい国ですねぇ…。
というわけで(?)、今年もバレンタイン…じゃなかった、リゼさんのお誕生日がやって参りましたので一枚したためた次第です。やっぱり真の癒やしは現実ではなく二次元にしかありませんなぁ…。
まぁ…初っぱなの出だしだけで外部リンク3件貼れるほど日本のブラック企業ネタは事欠きませんが、そうまでして会社にしがみつかなければならないのは、一度人生のレールから外れると二度と復帰できないからだとはよく言われています。非正規へ真っ逆さまってヤツですね。私の場合はその後限界を迎えて会社休めたんでまだブラックではないのかもしれませんが、思うに、なんでそこまでみんな頑張れるのかなぁと思うのです。
んでまぁ社内の様子、またはセミナー等で社外とかの様子を探ってみますと、大体が家庭持ちなんですな。奥さんもお子さんもいらっしゃるからここでドロップアウトするわけにはいかない。高校進学、大学進学を控えた子供がいるんだ、ここでレールから外れたら一家路頭に迷ってしまう、てな感じのようです。
おかしいなぁと思うのですよ。結婚して子供ができるのは人生最高の幸せだと喧伝した結果がこれなのかと。家族のためにインフルでも絶対に休めないあなた、どうしてそんなに辛そうなのかと。それは自分を痛めつけてまでやらなければならないことだったのかと。人のために生きることはしても、自分のために生きることはしないのかと。
…てなこと言うと「だからお前はまだ子供なんだ云々」と、奴隷の鎖自慢が始まってしまいますが、まぁ、私は多分その鎖の魅力が理解できなかったから結婚に魅力を感じなかったのでしょうな。この態度は人間としても生き物としても失格なんでしょうけども、境遇を自己責任論ですべて片付けられた我々の世代にとっては、この手のご高説たれるヤツの言うことはハナから信用していません。竹中とか小泉とか竹中とか小泉とかですな。
今でも「独身だと不幸になるぞ、孤独死するぞ」とは言われるんですが、今回のような事例を経験するに、やっぱ独身の方がリスクコントロールとダメージコントロールがしやすいんじゃなかろーか、という気がしてます。そもそも先に述べたようにいくら不幸になろうとも、他人は自己責任論を振りかざして誰も助けてはくれません。過労死すれば、上司が遺族に「仕事の要領が悪いやつは人生の要領も悪いから死ぬんだ。俺の部下指導の評価が下がっていい迷惑だ」と言い放つのは今時珍しくないです(当然ながら遺族と確執を生む)。さらにゼロサムゲームの現代においては損をすればするほど他人の誰かが幸せになれる。極端なことを言えば、死んでくれた方がブローカーにとっては臓器や角膜を闇市場に売り上げて儲けが出せたりするわけです。つか、これ実話っす。私がホームレスやってたときに見ました。背中に穴が開いている死体が路肩にあったら十中八九これです(なんで背中かというと、腎臓が一番売れるから)。
そんな生き馬の目を抜く今の時代においては、防御を最大限にするしか生き残るすべはありません。つまり、自分のことは自分で考える。他人のことは他人が考える。仕事みたいなステークホルダー的な場合はともかく、少なくともプライベートでは自分が他人のことまで考えることはしない。それが一番無難で安全な人生を歩めそうな気がしております。
それでは、また次回まで…。
春の便りが聞こえてきた頃に、またお会いしましょう。