お暑うございますな。最近は独りでいることがいかに貴重か実感している琥珀銀です。トラブルある所に人間あり、人間ある所にトラブルあり。孤独こそ最高の至福であり安寧、これ真理ですわ。
さて、今回はちとエロいチノちゃんを描かせて頂きました。どうも私はきょぬー派ではなくひんぬー派なのかなと思い始めている次第です。
では、今回は「情報の発信」とやらについて話してみたいと思います。とある記事で読んだのですが、日本人は閲覧はするが自分から情報を発信する事が苦手と言われているそうですな。ツイッターとか2ちゃん見てると「そうかぁ?」と思うのですが、ここで言う情報発信とは、何らかの情報ソースに対して、「FF外から失礼します貴方は云々」と言いたいだけ言って立ち去るとか、「これだからアニメアイコンはキモい」とレッテルを貼る言った、個人の感想を述べる事ではありません。相手と言葉のキャッチボールができる程度の建設的な意見を述べられるかどうかということを指します。
要するに匿名で言いっぱなしにして議論の素地にもならない事しか言えないヤツラが日本人、なのだそうで。
しかしまぁ、日本人の側から言わせてもらえれば、自分の意見を実名で発言なんて西海岸野郎みたいな意識高い系として扱われるか、炎上案件になってアカウント削除に追い込まれるか二択なところがあります。
そしてこれは別に情報発信だけに留まりません。絵を描いて公開するのも同じです。実名じゃありませんが琥珀銀と名乗って絵を公開すれば、「デッサンがおかしい。これ描いた琥珀銀は女を知らない童貞」とか言われたりします。まぁ、私確かに童貞ですが。
つまり日本の場合、何か言うか見せるかすると、まずは叩くあるいは否定から入るという文化みたいなのがあるように思えます。「それにこれを追加したら良くなるぞ」という建設的な意見はまず出ない。何かを発信すれば、マウント取りたい人達が即座に現れ匿名に隠れて言いたい放題、挙げ句に「批判されたくなかったらそもそもネットに発信するな」と開き直られる。要するにおとなしくサンドバッグになれと言うことのようですが、これでは真面目に情報を発信しようとする人は少なくなるでしょう。
とは言え、かく言う私も実名で発言はしていません。琥珀銀という名で絵を公開していますが、ご覧の通り感想は受け付けていません。キリがない匿名のご高説にいちいち反応していては、メンタルとモチベーションが保たないからです。
かくして日本人の情報発信の形は、Facebookでよく見るような当たり障りのないメシとネコの話題で終わる。私思うに、日本人は能力的に情報発信できないんじゃなくて、周りが否定から入る環境のせいで言えなくなってるだけなんじゃないかと思ってます。とは言えこれだけジニ係数が上がって情報知識格差が付いてしまった今の日本では、マウントを取る方が手っ取り早く充実感を得られますので、たぶんこれからも日本人が情報を発信していると評価されることはないだろうなぁと思う次第です。
それでは、また次回まで…