涅槃で待つ

 どうも、ネットダンゴムsh…いや、さすがにしつこいですな。まぁ、できる限り人との接触を避けてストレスを溜めないようにしている琥珀銀でございます。


 今回はリゼさんお誕生日ということで一枚描かせていただきました。なんか前回と構図が似てしまいましたな。先程申し上げましたように人からの反応は見ない事にしてるので、どの程度受け入れられたかは分かりませんが、好きなように描いて冷酷な現実を知らないままにしておいた方が精神衛生上よろしいと実感しております。
 さて、前回はえらくポジティブな日記を書きましたが、今回も我らキモオタの夢を語って見たいと思います。
 ズバリ今回のテーマは死後の世界であります。
 え? いきなりネガティブになった? まぁ最後まで聞いてくださいよ。先日とあるマンガ買いましてな。まぁよくある「なろう系」異世界転生モノなんですがね、劣悪な労働生活を送っていた社畜さんが遂に過労死し、天使の計らいで生まれ変わったら異世界でのんびり高原でスライム狩ってマッタリ第二の人生を送るってやつでして、あぁ、こんなのもいいなぁと思ったのですよ。
 このサイトのこの日記を読んでいる人なら間違い無いと確信しておるのですが、この世に希望っていうか、未練てあります? ウチらキモオタ非モテって人生の生い立ちからして誰かに必要とされることなく、また誰かを必要とすることもないんであんまり無くなってきているんじゃないでしょうか。そしてガンガン下がる給料と出生率、上がりまくる税金と物価と残業時間、先の見えない日本の‥っつうか自分の未来、アテにならない老後の年金と親の介護、なのに後から都合良く決められた法によって上級国民たちに吸い取られる資産。そして極めつけはそれらマイナスが全て自己責任と努力不足で片付けられる。人生としてはどうなのかなぁと思うんですな。
 日本人の全員が癌か脳梗塞あたりで5年くらい苦しんで死んでいく現在、うちらが歳取った時は行政の保護もなく、変な施設に放り込まれて虐待受けながら死んでいくか、ボロアパートで孤独死コースが確定しています。下手すりゃ上級国民優生保護法(仮称)とか制定されて、殺処分対象になる可能性すらある。ならば、苦しくなる前にこの世から逃げ出しておくことを考えるのもいいんじゃないかと思うのですよ。
 で、最初に考えるのは安楽死ですな。スイスで200万くらい用意すれば日本人でもOKなんでしたっけ。生きる事自体が苦しみとか言ったのはブッダだったかな…。ある程度やる事が終わったら、できれば静かに人生を退場したいところ。ただ、死んだ後も苦しみが残るようなのは頂けません。そこでよく言われている死後の世界を調べてみれば以下のように各種ありまして。
①死んだら意識も何も無くなる
 大脳生理学者が支持する説は大抵これ。養老孟司氏とか有名ですな。人の心ってのは脳が生み出しているのだから、それが無くなったら心も消えるってやつです。まぁ、今の人生厳しいならこれはこれで悪くないかもしれない。
②輪廻転生して生まれ変わる
 大抵の宗教が支持しているのがこれ。デカルト的に言えば心と身体は別個だから、魂がリサイクルされるというやつです。ただし、生まれ変わる世界はやはりこの世で、つぎは人間になるか動物になるか分からない。これはあんまり嬉しくない。だって、この世が苦しくて退場できたのに、また戻ってきたら意味ないじゃーん。
③天国か地獄行き
 これも大抵の宗教が支持してますな。天国は酒はうまいし、ねーちゃんは綺麗だ(by ザ・フォーク・クルセダーズ)らしいですが、地獄となると最悪です。無論天国に行きたいと考えるのが当然ですが、ド田舎で見かけるホーロー看板とか閻魔大王ってのが待っており、これにパスしなければなりません。しかし、虫一匹でも殺せば地獄行きと言われていますから、まず天国には行けません。妖怪道中記の最終ステージじゃあるまいし、無理ゲーですわ。よってこれは却下したい。
④異世界転生
 先程述べたなろう系に該当するのがこれ。自分の意識は同じままで、こことはまるで違う世界に転生します。これは良いパターンと悪いパターンがあるでしょう。さっき話したスライム狩って悠々自適とかこのすばみたいな感じならいいんですが、リゼロみたいなパターンですと最悪です。ある意味賭けになるんですが、悠々自適に行ければ一番いいですな。
 さて、この中から逝きたい死後を考えますと、④の異世界転生で悠々自適がベストですが、現実的に考えると①が無難てとこでしょうな。人生は冥土までの暇潰しとは言うものの、事故や病に冒され明日を生きる事を望む人が生きられず、私のように生きてるんだか死んでるんだか分からないような役立たずが生き残ってるこの矛盾した時代、結局のところ、その時を待ちつつその日を暮らしていくのが当面の過ごし方になるんでしょう。
 えー‥なんか今回投げやりなことをつらつら書いてしまいました。まぁ私の人生そのものが投げやりだしねぇ…
 というわけで、また次回お会いしましょう。