マイノリティ・リポート

どうも。冥土へのマイルストーンを加齢とともに通過中の琥珀銀です。もう若くはないですやねぇ‥。


 さて今回はお一人で励むチノちゃんを描かせて頂きました。だんだん絵柄が固まってきたかなと思っております。まー、このサイトの方針である「地味に地味にマッタリと」で、のんびりと二次元の世界で幸せに浸っていたいものです。
 ‥が、最近はどうもそうでも無くなってきてですな、今日はその辺あたりを話してみたいと思います。
 前回の日記で私がマストドンの、特に絵師が多く集まるPawooインスタンスに登録したことをご報告させて頂きました。最初期スタートを切った事もありまして、神絵師・準神絵師とおぼしき人々と接する事ができました。サークルで言えば大手壁、大手シャッターサークルの人々ってところです。雲の上の人達であり、滅多に無い機会なんで、彼らはどんな人種なのか探ってみた次第です。
 果たして彼らはどうだったか。私が感じた第一印象は、「これはリア充の人々に他ならない」でした。絵の才能に優れているのはモチロンのこと、学生時代に彼女(女性なら彼氏)を作り、友達も大勢、10代で非童貞・非処女は当然、(たまにアップされる作業写真から)それなりに裕福な環境にいると見られ、趣味はアウトドア的で、オタク産業に身を置きながら「キモヲタきもい」などと吹聴し、若さと自信に溢れ、容姿も自他共に認められている‥そんな感じでありました。
 天は二物を与えずなどとは何処吹く風、天は二物三物四物(以下略)を与えまくり人生チートモードってヤツで何なのこの格差。神から愛され人から愛され人生の喜びを存分に享受しまくりでー‥あー‥なんか書いてて腹立ってきたぞ。爆発しろ。
 で、翻って底辺高齢童貞不細工低年収非モテキモオタたるこのワタクシ、立つ瀬が無いとはまさにこの事、奴らの世界は眩しすぎて尻尾巻いて逃げ帰ってきた次第です。そう、神絵師というのは、人生においても神、勝者でありました。
 んでまぁ‥そういう人達がオタク世界の頂点に君臨していると言うことはですね、オタク世界そのものがだんだんリア充に侵食されていってると言えるわけですよ。そう、このままでは、元々の住人であったインディアンたる我々がリア充白人に土地を追われるのも時間の問題。かつておっさんが創り、おっさんが楽しみ、おっさんが還元する。そんな優しい世界が音を立てて瓦解していき、我々は隅っこに迫害され‥‥
 ‥あ、でもそれでもいいか。これってつまりアイドル産業の構図ですよね。アイドル達は勝ち組だけど、ファンは大体において搾取される側です。まー、アイドルの方が好きってんならそれもアリですが、そのうち絵師も声優みたいに絵が描けるだけじゃなくて、顔出しして容姿も優れてなくちゃダメとかいう競争に発展するんじゃないかと思われます。しかし凡人にとって、競争とは見るものであってやるものではありません。
 ならば、おっさんの、おっさんによる、おっさんの為の世界をリア充神絵師世界から切り離し、離れたところから低みの見物で生暖かく過ごすべきです。彼らの理(ことわり)に、組み込まれてはいけない。
 優秀な人間より、そうでない人間の方が多い。容姿が優れている人間より、そうでない人間の方が多い。神の支配下に置かれるのも結構ですが、じめじめした地獄の底で、ぬるま湯に浸かっているのも悪くないものです。ダンゴムシは日の当たる場所より、石の下でじっとしてた方がひんやりとして快適なのです。地味に地味にマッタリと。あぁ、やっぱりこのサイトの方針は間違ってなかったじゃないですか。
 と言うわけで、このサイト並びにワタクシ琥珀銀めは、やはり超低空飛行が性に合っているようです。皆様がいつ訪れても「あぁコイツはいつも惨めなヤツだわ安心するわ」と言って頂ける活動をお届けしたい所存です。
 それでは今回はここまで。
 また次回お会いしましょう。