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湯に入りて湯に入らざれ

 どうも、年々健康診断の結果が悪化していく琥珀銀です。寿命が近いことを感じますねぇ。

 さて今回は暑中見舞い(そろそろ残暑見舞い?)チノちゃんを描かせて頂きました。これまでですとTwitterとかでも公開していたんですが、最近Twitterだと絵をアップした途端センシティブ警告だの、絵を消さないとアカウントを使用させないだの出てくるのでしばらくひっそりとこれまでのように当サイトとpixivだけで公開といたします。

 さてアレですな、全国で1日あたり20万人のコロナ感染者が出ても行動制限は掛からず、さらに2類(治療費国負担)から5類(治療費個人負担)へ引き下げかもってことで、いよいよ行動への自己責任がより問われる状況になってきました。

 とはいえウチら非モテ陰キャは基本的にインドアですからあんまり影響無いっていえば影響ないのですが、しかしながら生き物としては陽に当たらず家に引き籠もってばかりでは健康診断の結果が悪化していく一方です。また最近の研究では、気分が落ち込んだり悩んでいるときは外を歩くだけで改善されるという報告もあります。

 まぁつまりお外出ろって事なんですが、しかし外向けの娯楽って言うのはオラオラとウェイの独断場だったりするんで我々には敷居が高い。スポーツなんてもってのほかでしょうし、ヤマノススメよろしく登山はきついし、ゆるキャン△よろしくキャンプはカネが掛かってしょうがない。なるべくKKOと相性の良い外向け娯楽を探しますと、あるじゃないですか温泉という外向けの娯楽が。

 温泉...それは古来よりある日本のアウトドアであり、体力を必要とせずむしろ滋養のために、そしてかつては文豪と呼ばれた陰キャのご先祖が愛した、我々にとってはまさにうってつけの外向け娯楽と言えます。

 ここで、たいていのいかかでしたか的なトレンドブログの場合、アフィリンクを張り巡らしたおススメめの温泉を紹介するんでしょうけども、そういうのはそれこそカップルやウェイが行くようなところなのでお勧めいたしません。

 基本的には有名でなく近場でのんびりできるところならどこでも良いような気がします。特に我ら陰キャにとっては鄙びた雰囲気の方が落ち着くでしょう。もちろん有名でもスキーのオフシーズンとか人のいない時を狙うのも手です。個人的には、温泉が素晴らしいところは料理がいまいちとなり、料理が素晴らしいところは温泉がいまいちな場合が多い気がします。両方を満たすようなところはそれこそ超有名大混雑ですからやっぱり避けたい(あと値段が高い)。つまり、ほどほどのところでほどほどに楽しむのが温泉旅行の基本と言えましょう。

 普段貧困もやし生活とか言ってるくせにそんな贅沢していいの、という向きもおられるかと思います。確かにそれもあるでしょう。今はひたすら節約して老後に備えた方がいいのかもしれない。しかし今後の日本を見据えたとき、私らが好むような鄙びた温泉地がいつまで保つでしょうか。実際に有名でない鄙びた温泉に行ってみれば分かると思いますが、昭和のバブルの頃ならまだしも令和の今はおそらく採算取れていないだろうなと感じるはずです。イメージとしては廃墟で有名な鬼怒川温泉を思い浮かべて頂ければよいでしょう。

 おそらく今後5~10年のうちに日本は急速に衰退していくはずです。ジム・ロジャーズに言われなくたって、労働人口はこの国を支え切れておらず、破綻に向かっているのは多くの学者が指摘するところです。そのとき鄙びた温泉地が事業を続けられるとは到底思えません。インバウンド需要なんて有名どころしか潤わないんです。温泉地だけで無く交通インフラも破綻しているでしょう。つまり、老いてから温泉に行きたくても相当高いコストを支払う必要が出てくるはずですし、下手すりゃ治安の悪化でそれどころじゃないかもしれず、「いつ行くの? 今でしょ!」という訳です。

 ある統計によれば生涯独身者の平均寿命は65歳なんだとか。ならばある程度の老後は見据えておくにしても、今身体が動くうちに人生の思い出を作っておいた方がいいだろうな、と考えて動いている次第です。

さて、今回はここまでといたします。
それではまた次回まで。

おまけ:私が行ってきた温泉地の気に入った写真達