« リヴァイアサン | Main | アジュバントパニック »

花のかんばせ月の眉

 どうも、結婚せず子供も作れない事から生物的ニート扱いされている琥珀銀です。

 今回は裸Yシャツチノちゃんを描かせて頂きました。定番とされているシチュですな。

 さてアレですな、最近ネット上に自分を見せる人達が増えてきたような気がしますな。具体的に言うと、YouTuberをはじめとしてSNSアイコンなり画像共有サイトなりで、自分自身の顔写真とか載っけてくる人が増えたように感じます。とくにインフルエンサーとか言うオピニオンリーダー的な人がやり始めて、それがカッコいいみたいな空気が広がっている雰囲気です。

 昭和生まれの老害から言わせて頂きますと、これは抵抗ありますな。写真に撮られたら魂を抜かれると信じておるくらい自分自身の姿を嫌う我々世代においては、自分の姿など鏡でも見たくないのにネットで公開されるなんざ処刑に等しいものであります。

 これはアレですかね、一説に言う「最近の若い人達は、親がお見合い結婚でなく恋愛結婚をこなしたエリートだから当然容姿も良く自分に自信がある」ってやつですかね。若いから色々自信満々なんだろうなぁと思っていたりします。まぁ彼らが好きなことをやってることに口を出す気は無いですし、その辺は個人の自由なので好きにやるがよろしいでしょう。

 ところがこれ、我々の世代のちょっと上の世代でも似たようなことやり出しておりまして少々難儀しております。年齢的にはFacebookに凝ってるようなイキリ中高年ですな。最近のコロナによる在宅勤務の増加でオンラインミーティングが盛んですが、そこで顔写真を登録しろという圧力が掛かってきておるのです。具体的にはアカウントに顔写真をアップロードしろと言うわけで、Teamsなんかで表示されるようになりまして、しかも登録するとOutlookでもExcelの右上にも自分の顔がずっと表示されてしまうという、仕事中自分のツラをずっと拝まなければならない事態に追い込まれます。

 いわゆる人生に自信満々のバブルの親とその下で育った子供世代がやってるみたいで、えらい迷惑でございます。趣味でも仕事でもそうなんですが、自分のツラを先に出してしまうと、作品や仕事の成果の前にまず先入観を持たれてしまう。後光効果ってやつでイケメンはいいでしょうけども、ウチらのような容姿クリーチャーはそらもう悲惨の一言です。

 彼らはそんなに自分の容姿に自信があるのか...そうも思ったのですが、SNOWなどで自分の顔を弄りまくって時空の歪みを発生させてまで必死に公開していることを知り、果たしてこれ何の意味があるんだろうかと思った次第です。

 まぁ個人的には自分の顔なんざ可能な限り出したくありません。趣味なら作品の質で、仕事ならば成果で評価頂きたい。評価の前に自分の顔を弄らなきゃならないなんてのはまっぴらごめんです。顔がまずくて女性にモテないのはもう諦めましたから、せめて人生の障害になるのだけは勘弁して頂きたいものです。

 それでは、また次回まで。