夜に生まれし幻は

あたしも、ひとりが好きだから、よくわかるんだよ。日が暮れてみんなが寝静まったとき、じっと考えるの。こんなことしたいな、とか、将来こうやったらいいなって。
「でも、朝になるといつもの毎日がはじまる。やらなくちゃいけないことがまってる。つまんないことやいやなこともある。だから『希望』は幻みたいに消えちゃうの。」
だけどね、それはただの幻じゃない。また夜になったら、ちゃんとよみがえるの。
石崎洋司著 「黒魔女さんのクリスマス」 講談社


 いよいよGWに突入しましたな。連続で休める方と1日、2日が出勤になっている方とが大半ではないでしょうか。連続になっている方ですと9連休くらいになりますな。
 さて今回は先日お見せしたメイドゆのっちに色を付けてみた次第です。こういう色調ですとゴスロリっぽい感じかもしれませんな。この辺当たりは完全に趣味の領域です。シックなの好きなもので。
 アレですな。これだけ長期の連休となりますと、普段と違うマインドで生活ができることになります。通常ですと週休は多くても2日、つまりちょっと休めばすぐに惨事元という現実と向き合わなくてはならない生活を繰り返す訳ですが、9連休近くあるとずっと二次元のマインドで過ごせると言えます。日曜の夕方になるのはあっという間ですが、長期連休となれば明日も明後日も明明後日も、寝入りばなに明日のことを気に病む必要はしばらく無くなると言っていい。
 これは非常に気分のよろしい事です。何が良いって、仕事の人間関係を全く気にしないでいい。明日は仕事だ…という憂鬱な気分から、かなり長い間解放される。こういうときにこそ、オタ趣味を満喫できる良い機会です。たまってたアニメを見るのもよし、聖地巡礼に繰り出すのもよし、土日休みだけではできなかった事に手を出したいところです。
 でも本当にうれしいのはたぶん、明日のことがやりたいことだけやれるって思いながら布団に入れる事でしょう。明日も明後日も希望が満ちあふれているんです。
 まぁ本当ならできればモニタの中に飛び込んで、こんな惨事元とは永遠におさらばしたいところではありますが、残念ながら現在の科学では2次元を味わうためには惨事元のデバイスを使用しなければならないジレンマにあります。ここはひとつ近未来に期待することとして、この休みを満喫していきたいと思う次第です。
それでは、よい休日を…。
GW明けには絶望的な日記を書いてそうな気がします(ぉ