驕れる人も久しからず

 どうも、この夏の暑さに電気代ガン無視でクーラーを回す琥珀銀です。


 今回は残暑見舞いってことでココアさんを描かせて頂きました。涼しい感じを出すために白スクにしてみたんですがどんなもんでしょうか。
 最近、というほど最近ではないのですがpovo→ahamoからなんとLINEMOに乗り換えてしまいました。ahamoに乗り換えたときにもうこれで安定すると思っていたのですが、みなさんご存じの通り、ドコモの通信は今や3キャリア中一番不安定になってしまったためです。
 povoに戻るかとも考えたのですが、確かにpovoは速度は出るんですがショートパケットをロスする傾向にあり、ダメ元でLINEMOを試してみた次第です。とはいえソフトバンククオリティだしなぁ…と正直期待していなかったのですが、ここ埼玉南部においてはかつてのドコモを思い出すガチ安定をたたき出してくれました。しかも私が行くような鄙びた温泉街ですら電波が入るのです。
 とは言えエリアの広さなどはドコモに敵わないでしょうから、今は亡きOCNモバイルONEの500円コースで音声通話を維持し、通信はLINEMOで運用しております。OCNモバイルはドコモ回線ですからやっぱり通信は今のところ微妙ですしアンテナピクトは我が家付近では以下の状態です。
 
 LINEMOは5Gがバリで入り、ドコモは息も絶え絶えな感じです。この状態は正直言って信じがたい。いったいドコモはどうしてしまったのか。思うにこれ、どうも5Gが本格的に導入されるようになってから顕著になってきた気がします。下図をご覧ください。
 
 ※出典:Impress ケータイ Watch
 楽天はまだユーザー数が少ないので無視するとして、ドコモだけが唯一富士通やNECなど国内ベンダーを抱えています。日の丸なんとかってやつですが、3Gでは通用した日本の技術が、5Gではもう通用しなくなってきているのではという気がします。なお富士通ですが、ついこの間マイナカードのシステムでトラブル起こしましたよねここ。
 通信に限らずIT関連などの仕事をしておられる方ならお気づきでしょうが、日本市場というのはもう棄てられつつあります。英語とフランス語、中国語はあっても日本語ページがない海外ベンダーが増えつつあり、日本にいると最新技術から取り残される状況になりつつあります。
 その日本国内ですら日本製の携帯やスマホを使っている人は少数になり、iPhoneを始め海外製スマホ利用者が大多数になりつつある中で、はたして国内ベンダーの基地局がその海外端末に最適化できるかというと甚だ疑問です。
 ドコモの通信遅延はもはや基地局の調整云々で解決できる問題ではなく、日本の技術そのものの問題だとするならば、ドコモの通信遅延はこの国の凋落の象徴と言えるのかもしれません。
 それではまた次回まで。