ポピュリズム

 どうも、最近の世界的恐慌で勝ち組の皆さんが転落していく様にメシウマを禁じ得ない琥珀銀です(最低)。


 今回はティッピーをデリバリーするココアさんを描かせて頂きました。描き方や塗り方に変化を付けながら描いたもので、実験作的な位置づけとなります。あと2作くらい、この路線を試してみたい。
 さて、ここんとこのニュースで某検事長が辞任に追い込まれるニュースがありましたな。世間の声が政界を動かしたとか何とか言われておりますが、今回特に特に民意代表として取り上げられたのがTwitterです。「#黒川検事長の懲戒免職を求めます」なんてハッシュタグ付けて特に芸能人を中心としてなんとかぱよぱよとか言う人まで参戦していたのは記憶に新しいところかと思います。
 私思うんですが、これはマズいことだと思います。いえ、ウヨサヨ的にどうのではなくて、かつ、賭けマージャンやってたアホを擁護する気もなくて、Twitterという民間企業の、しかも誰が発言しているんだか分からない真偽不明のやりとりがいつの間にか民意代表となって、民主主義を動かしてしまったことがいただけないのです。サヨク系のBOTが大量動員を掛けたとかそういうのも関係ない。とにかく、真偽不明なのに踊らされた、その一点が致命的に問題なのです。
 それを言うならマスコミだって同じだろうと言われそうですが、今回はマスコミですらこれが民意だとしてTwitterを記事にしまくっております。実に情けない限りです。RDD調査なり何なり独自に調べ上げた上で結論を出すならまだしも、誰が呟いたか分かりゃしないTwitterを以てしてなどと、社会の木鐸たる矜持を捨て去ったと言わざるを得ません。
 誰が何を言おうと自由です。そしてその発言をどう受け取ろうとも自由です。しかし、政治のような万人に影響を及ぼすものに対して、声のデカい方が勝ちってのは民主主義ではありません。ましてや、工作の疑いがあったり、ある特定の人にしかリーチしない媒体で一方的にやるなんてのは言語道断です。今回みたいに明らかに胡散臭いならまだしも、分からないように裏で誰かが扇動してたらどうするのか。そういうのは、透明性が完全に確保された不正の余地の無いあり方で決めるべきです。だからウヨサヨ混ぜた民意ある人全員が選挙に行くことが大事なんです。
 基本的にはもっと個人がこういう危険を理解した上でのリテラシーを身につけるべきだとは思うんですが…。難しいですかねぇ。
 それでは、また次回まで。