門松は冥土の旅の

日記(よもやま)

どうも、日に日に弱ってる琥珀銀です。いやほんと、なんか寿命が縮まってる気がします。

さてアレですな。まもなく衆議院議員選挙ですな。
そしてワタクシ、選挙の時期になると遙か昔にやっていた「一休さん」というアニメを思い出しましてな。

 一休さんと言えば室町時代の臨済宗大徳寺の僧侶「一休宗純」…ではなくて、その一休宗純をモチーフにしたアニメの「一休さん」の方が有名でしょう。頓智が得意でこの橋渡るべからずとか、それではこの屏風から虎を出してくださいだとか、「あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ」などなど、ネット上でもミーム化するくらい知名度があります。

 この一休さんのアニメ、基本的にはのんびり穏やかベースなのですが、第9話として放送された「めでたくもありめでたくもなし」だけは暗い異色を放っていました。一休さんが民を救うべく尽力したにも関わらず、救いたかったはずの民は目先の利益に目がくらんで結局権力者の言いなりになってしまうというものですが、そのさまを見て己の無力さを痛感した一休さんは、正月で浮かれる町中をひとり骸骨を掲げながら「ご用心なさい!」と涙を流し叫び歩いて話が終わるのです。

 なんつーか今の日本にもそのまま当てはまりそうなんですよねぇ。与党が、いや自民党が過半数割れするとか予想出てますが、地方の自民党議員はまず落選しないでしょう。おらが村におカネを運んで来てくれる議員の先生を無碍にする訳がないからです。まんま一休さん第9話の構図であり、私が思い出す所以であります。

 私はカオスになってもいいので利権の体制を壊さなければ日本の未来はないと見ています。いくら優秀であっても邪悪では国力の源泉たる国民を疲弊させるからです。自民党やその支持者はスケーラビリティこそが復活の鍵と考えているようですが、この国が変革できたのはすべてスクラップアンドビルドであることは歴史が証明しています。

 でも今回の選挙も強固なステークホルダーに守られた自民党が大敗するとはやはり考えられない。となれば生活防衛としてはやっぱり買わない・産まない・働かないが一番なのかなぁと思った次第です。

 それでは、また次回まで。