SNSには「プロフィール写真」ってのがありますな。絵を描いている方は、ご自分の絵を飾る事もあるでしょう。御多分に洩れず、不肖この私も自作絵を飾っております。
今は昔の話ですが、某SNSにおいて、このプロフ画像について質問が寄せられましてな。いわく「この絵を描いた絵師サマを教えてください♪(原文ママ)」だそうでして、当然、素直に私だと答えておきました。…のだが。
その「彼(彼女?)」、どうも信じなかった様子。原画スキャンを見せてもPSD原本を送ってもダメ。ワタクシ、ここで頭抱えましてな。結局どうあがいても、本人でなくてもコピー可能な電子データしか証拠として提出できなかったのです。
んで、ここで、私の存在に疑問符が付いた。貴様は本当に琥珀銀なのかと。
もちろん、実際に会って目の前で絵を描き上げれば、信じてもらえるかもしれません。しかし、会えない場合はどうでしょう。そして実際会えなかったので、物理的に証明は不可能となり、さてどうするかと悩んだ末、私がたどり着いた結論は…。
「琥珀銀」を自分から切り離すことにしました。この絵は、琥珀銀という絵師が描いているが、私ではないかもしれないと説明することにしたのです。つまりメンドくさくなって投げた。琥珀銀という疑似人格とその作品が認められるのなら、「中の人」が認められなくてもいいやと考えたのです。
以来、私は自分が絵師であると名乗ってはおりません。琥珀銀と私が、同一人物だとも言っておりません。でも琥珀銀が自分を指す場合、「私」と言うかもしれません。さて、皆様がお読みになられているこの日記、果たして誰が書いたんでしょうね?