そろそろ二次元から本格的にお迎えが来てもいい頃なんじゃないかと本気で思い始めている琥珀銀です。我が青春のアルカディアはどこですか。
今回は巫女服なヒロさんを描かせていただきました。巫女服の狙いたいアングルの資料が見つからなかったのでエロゲを参考にしたら案の定、エロゲ仕様の改造巫女服となりました。まぁ、おっぱいとふとももがしっかり描けていればそれでいいよね!(ダメ人間
さて最近アレですな。政権が交代してから例によって二次元規制法っていうか、それっぽいのが国会に提出される運びとなってますな。これ、解釈が如何様にもできるので別件逮捕がしやすくなるだとか、平成の治安維持法だとか言われております。この法案の問題点は、それこそ山のように指摘がありますのでここでは敢えて触れません。正直言って、絵を描くだけで逮捕とかどこの北朝鮮だよと思うのですが、実際のところ、本当にこの法案が通って、ちょっとでもえちぃ絵を描いたり、所持したら即タイーホという世界になったらどうなるかを思考してみたい。
まずアレですな。この法案は18歳以上の娘を描いても、ボクには18歳未満に見えるんだもんと天下りなアグネス団体あたりが主張したらそれで違法となりますな。恣意的ってヤツです。そこで、学園舞台ものエロゲの8〜9割はマーケットから消えるでしょう。アマチュアの世界でも、pixivなどで18歳未満に見える絵が主流なのでこれも消えるでしょう。しかもその辺の判断もアグネス一派が判断するので、まぁほとんど100%対象となってしまうでしょう。pixivの閉鎖は確実です。
アニメラノベも同様となるでしょう。コミケを始め即売会関連も当然影響を受ける。つまり、公式に出回るルートはすべて絶たれてしまうというわけです。
そうするとどうなるか。今までのように同人ショップや書店、Amazonで気軽にこの手の二次元コンテンツを手に入れることは非常に困難になります。アニメイトだのゲーマーズなどと言ったオタショップでカタギがまともに手に入れられるとはもはや考えない方が良い。
しかし、だからといってすでに100万人以上となったこのマーケットの人々すべてがそう簡単に諦めるでしょうか。これだけの裾野があり、コミケだけで百億のカネが動く巨大なこの巨大なマーケットが簡単に潰れるとは思えない。某大佐の言葉を借りれば「二次元は滅びぬ。何度でも蘇るさ。二次元こそオタクの夢だからだ!」です。
つまり需要は消えない。そしてそれがある限り、マーケットは存在します。あまり歓迎できる事ではありませんが、このようになったマーケットは裏マーケットとなり、脛に傷持つ人々がおそらく仕切る事になると考えられます。表立って堂々と売ることはできなくなるでしょうが、例えば雑居ビルの地下で、例えばプロキシをかまさないと入れない海外のサーバーで、ひっそりとマーケットが展開されることでしょう。売る側も買う側も、違法であることを認識した上で生き延びる道を模索するようになるのです。
となると、間違いなくニワカや女性、未成年はこのマーケットから閉め出される事となるでしょう。彼らにそんな世界へ飛び込む度胸は無いし、そこまでのこだわりはない。客層として残るのは若さ故の過ちな人々か、中年独身男性ってところでしょうか。ある意味、20年前のオタク世界の原点回帰をするものと思われます。
さて、これはディストピアでしょうか。おそらく彼女侍らせて「俺ってエヴァ見ちゃったからオタクでさー」みたいな野郎は間違いなく居なくなる。「なんでそんな不格好なんですか」と即売会で失礼なことを言い出す3次元も居なくなる。つまり、一般人・リア充から完全に切り離されたコミュニティが再形成されると考えられます。法案成立後にこの手の趣味を持つことのリスクは確かにでかい。しかし私には、もしこの法案が通り規制が強化されたとしても、おそらくは何らかの道で生き残るであろうと思うのです。それは多分、今とは違う真のオタだけがたどり着ける境地となるでしょう。「地下に潜る」そんな言葉がまた、聴けるようになるのかも知れません。
まぁでも、人の創造性とか、もうちょっと突っ込んで言えば、人の頭の中にある事ですら法で縛ろうとするこの国はもうダメかもしれない。こんな事すれば、余計二次元に避難する人が増えるだけなのにね。
それでは、次回またお会いしましょう。
来週は巫女ヒロさんの完成版がお見せできると思います。
追伸:
夏コミは例によって申し込んでおりませんのでサークル参加は致しません。
とあるサークル様でゲストを描いて、
とあるサークル様の売り子をする予定です。