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怒れる女性たち

 どうも人生枯れススキ、琥珀銀です。

 今回は冬のリゼさんを描かせて頂きました。だんだん寒くなっていきますな。

 さてここんとこアレですな、3次元女性たちが怒りまくってますな。ちょっと思い出すだけでも、「マルちゃん正麺漫画」「靴下屋の嫁妻呼称」「アツギSNS問題」「タカラトミーリカちゃん人形個人情報」「京都市営地下鉄『地下鉄に乗るっ』壁画案件」「宇崎ちゃん献血ポスター」「『西浦みかん大使』スカートのシワ表現」「『娘の友達』連載中止要求」...などなど、まだまだありますがキリが無いのでここらへんで止めときます。

 これら炎上に至った背景は3次元女性たちいわく「女性差別だ!」らしく、男性に社会に、または企業に国家に、謝罪と賠償を求めております。まるでどっかの韓...いや、まぁ、何というか日々正義に燃えている方たちなんでしょうけども、炎上食らう方としてはたまったものではありません。

 まぁもちろん、差別はよろしくない。例えばですが、ネット上でよく言われる「キモオタ童貞はキモいから社会から排除しよう!」なんてスローガン掲げられたら我々としても黙っているわけにはいかない。いわゆる基本的人権を脅かすような脅威は受け入れられない。しかしながら、どうも最近の3次元女性の方々のお怒りは基本的人権に関係なく、「それってあなたの感想ですよね」的なところが多くありましてな。

 「宇崎ちゃん」あたりからアレ? と思うようになったのですが、最近の「マルちゃん正麺漫画」とか「靴下屋の嫁妻呼称」だと、皿を洗っているのが女性なのは差別だ! 嫁と呼ぶのは差別だ! となっておりまして、もはや難癖つけたいがために怒っているだけでは無かろうか、という感じがしております。

 彼女らの目的は何でしょうか。今の段階では企業などを屈服させたという快感に酔っているだけのように見えます。しかし今後エスカレートするとこれが利益に結びつく行為に発展しそうな気がします。具体的には、先の謝罪と賠償に加え、「(彼女らにとっての)差別表現をしないようコンサル料をせびる(断れば差別)」、「(同)差別表現をしない書籍等の購入を迫る(断れば差別)」などです。

 このまま企業や表現者は、彼女たちの意のままに従うしかないのでしょうか。「アタシが不快に思えばハラスメント!」とか「セクハラを受けた者にしかその苦しみは分からない」とかいう論理の前に屈するしかないのでしょうか。

 ところで、企業の法務部門にお勤めの方なら、ここまで読んで似たような案件を思い浮かべていることと思います。そう、これはいわゆる同和利権と同じ構造なのです。ここでウィキペディアにある同和利権の一節を引用してみましょう。

「不利益と不快を感じさせられたら全て差別」「差別か否かというのは被差別者しか分からない」といった主張を同和利権団体は利用して役所や企業、個人を『差別した』と脅して就職・定期的補助金や無償化など金銭など獲得する関係者が多数発生した。

 どうでしょう、まんまじゃないですか。かつての企業も、いわゆる脅しクレームにひたすら謝ってりゃいいんだろ的対応を行った結果、企業のみならず社会的に不正な利権を蔓延らせる結果となりました。こういった反省から、長い年月をかけて同和利権的脅しには屈しないというコンプライアンスを確立させたのです。

 これを応用すれば、今後企業や表現者が「マルちゃん正麺漫画」のような圧力を受けたときには、同様の毅然とした対応を取ればよろしいとなります。具体的には、法務省人権擁護局が作成した「えせ同和行為対応の手引」などが役に立つでしょう。

 これは我々の業務や生活に対する新たな脅威です。そして迫り来る脅威を排除することは正当な自衛権の行使です。この手の炎上は特にオタが好むアニメや漫画キャラという、世間が「叩いてもよい」と認識しているものが多いので対応がお座なりになりがちですが、我々は法に則った毅然とした対応に徹し、付け入る隙を見せることの無いようにしましょう。

 まぁ前々から言っていることではありますが、ここんとこは人と人が接触するとろくな事になりませんゆえ、関わらないよう距離を置いた方がよろしいですな。
 それでは、今回はこの辺で。