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四次元彼女と非認識彼女

ども、最近人生がマッタリしている琥珀銀です。まぁ結婚・子育て等人生のイベントがないのでのんびりはできますな。

 今日は青山ブルーマウンテンこと青山翠さんを描かせて頂きました。ごちうさとしてはココア姉よりもおそらく年上であろうオトナの女性です。いつもロリばっか描いている私にしては珍しいですね(ぉぃ

 さて今回は久し振りに非モテネタでいきたいと思います。とは言っても彼女欲しいとか叫ぶ類のものではありません。というか、既に我々の彼女というか人生の伴侶は2次元に居ると決まっておりますから、敢えて言う必要は無いでしょう。しかしもし我々が違う次元に住まう者達であったなら...? 今日はそんな思考の旅に皆様をご案内します。

 まず、現状を確認致します。我々は3次元に所属していると言われています。この次元は、そこに存在している物体が、縦・横・高さの3つの軸で構成されているとする空間を言います。まぁ敢えていうまでもないですな。

 それに対して我々の嫁である2次元はどうか。2次元は縦と横の2軸しかありません。つまり、高さの概念がありません。したがって、2次元女性には厚みがありません。紙や電子媒体に表示されますのでその分の厚みがあるじゃないかと思われますが、その存在自体が持つ厚みは限りなくゼロです。(フィギュアとか2.5次元ものはここでは省略します)

 では早速、表題通り4次元に旅立つことに致しましょう。4次元とはどういった世界でしょうか。

 よく言われるのはユークリッド空間です。これは先ほどの3次元の3つの軸に「時間」という軸を足し、それが構成しうる空間とされています。この空間ですと、2次元人は高さの移動ができないけど3次元人が高さの移動ができるように、4次元人は時間の移動ができるとされます。

 またこれとは別に、ミンコフスキー時空というのもあります。これは3次元世界に時間という位相が絡むパラレルワールドの集合体となります。シュタインズゲートで有名になった世界線てやつですね。まどか☆マギカでも暁美ほむらが似たような事やってましたが。

 で、ここでは4次元世界をユークリッド空間で捉える事とします。世界線じゃ対象が人間である以上今と変わりませんからね。さてそうすると、4次元人はおそらく我々と同じように次元が一つ低い3次元人を嫁にすると考えられます。3次元女性じゃメリットないんじゃ? と思われるでしょうが、時間を移動できる彼らにとってはいつまで経っても若さを見つめていられる彼女達を理想とするのではないでしょうか。おそらく4次元女性は時間を操りますから、会う度にその姿が違っているはずです。

 それともうひとつ、我々の3次元でも2次元どころか1次元にアクセスできるように、おそらく彼ら4次元人も2次元にアクセスできるはずです。つまり、選択肢は4次元人の方が多いんですね。でもまぁ...1次元て要は点ですからねぇ...4次元人にとっては2次元はうちらでいう点みたいなもんで、あんまり価値はないのかもしれない。そうすると、次元が上がってもあんまりメリットなさそうな気がします。

 となると我々は次元を落とす以外に方法はないのでしょうか。いやいや、ここでもう一つ別の考え方をしてみようじゃないですか。

 皆さんはアナグリフというのをご存知ですか。昔懐かし赤青3Dメガネといえばお判り頂けるでしょうか。そう、赤い線と青い線で描かれた絵を、レンズが片目ずつ赤と青で別れたメガネをかける事で見えるものが微妙にずれ、立体的に見えるアレです。ところでコレ、例えば赤いレンズ側だけで見ると、青い線は見えるけど赤い線は見えないんですよね。逆も然り。

 つまり、何が言いたいのか。私思うに、我々は赤いレンズの感覚器しか持ってないんで、赤い線のものが「そこにあるのに」見えないんじゃないかって思うのです。今期の某妖怪アニメが言ってる通り「見えてる世界が全てじゃない。見えないものもあるんだ」ってやつで、もし我々が青いレンズに掛けかえた時、同じ場所にいるのに全く違う世界が広がっている可能性があります。

 ただ残念ながら、この青いレンズの入手は困難です。先天的に見える人も居るようなんですが、そういう人が見る「赤い線の物体」は、幽霊とか言われちゃってるんじゃないかと思っています。ただ何らかの方法で我々が赤い線をみられるようになった時、それは新たなボーイミーツガールとなる可能性を秘めています。いつか、「2次元は俺の嫁」だけではなく、「見えないけど俺の嫁」と言える時代がやってくるかもしれません。その時我々は、次元や感覚で遮られていた真の彼女を手に入れることができるでしょう。

 ただし、これを高らかに宣言して月狂条例が適用され、黄色い救急車で運ばれて鉄格子のある病院にぶち込まれても責任は取れませんから悪しからず。

それでは、また次回まで‥。