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アニオタはハーレムを望んでいるのか

どうも。最近の私の日記は人生の不幸を如何に笑えるかの大喜利をしてるんじゃないかと言われている琥珀銀です。おばんでございます。

 今回はかなり早く1週間で更新致しましたが、今日7月15日がごちうさ シャロの誕生日って事で急遽絵を描いて更新した次第です。急いでいたので原画は以前のを引っ張ってきましたが‥。アレですな、ごちうさについて良く聞くのが、ココアやチノが好きなのは「にわか」、シャロファンこそ「玄人、通」であるって事でしてな。一見するとお嬢様風なのに貧乏な苦労人で、年上のリゼに憧れを持つ百合要素を持ちながら貧乳コンプを抱き、カフェインが入ると性格が逆転するという、確かにかなりマニアックな設定となっております。詰め込みすぎな気もしないでもないですが‥。

 さて今回、題名のことを考えてみたいと思います。最近のアニメで増えてきたなと思うのが、野郎が一切登場しないごちうさ、ひだまりみたいな作品であります。今も無くなったわけではありませんが、主人公野郎1人に多数の女性が群がるハーレムものは最近少なくなってきました。私思うのですが、これはオタの皆様がそろそろ本格的に惨事元に見切りを付けてきたのではと思うのです。

 よく一般人が煽るオタクへの悪口に、「俺の嫁とか言っても、どうせ目の前に美少女が告白してきたら、そっちへ靡くんだろ?」があります。現実に対してあり得ない仮定を持ち出し現実の回答を要求するのは詭弁だと思うのですが、まぁ、今までのオタの理想が三次元に繋がるものであって欲しいという願望が少なからずあった人もいるかもしれません。かく言う私も、Twitterで「二次元とか言いながら女の子が迫ってきたら欲望丸出しになるんだろ!」とか煽られたことがあります。

 しかしながら、最近はそういう惨事元に対して、我々オタの人々が疲れてきたのではと思うのです。ただでさえ女性から迫害されてきた我々なのに、最近のSNSを初めとするネットの台頭で、女性のいわゆる「本音」があからさまに分かるようになってきました。Twitterレディースやガルちゃん、発言小町、旦那デスノートなどですな。そこにある本音はあまりにもえげつなくて、人を傷つける事に躊躇無くて、我々がわずかに持っていた三次元への希望や憧れを木っ端みじんに粉砕した。かくして、惨事元へ見切りを付けたのではないかと思うのです。

 野郎が1人もいないアニメマンガで感情移入できるのかという意見があります。しかしその認識からもう誤解をしている。我々はもはや感情移入、つまり女の子達の中に入り込み主人公になりたいのではありません。観葉植物論をご存じでしょうか。我々は二次元の女の子達の楽園に入り穢したいのではなく、あたかもその場の観葉植物のようになり、幸せな世界をひたすら眺めていたい‥つまり、干渉したくないのです。空気のような存在になれればそれでいいのです。女の子同士のちゅっちゅを見て癒やされたいだけなのであります。

 自分という存在すら三次元である事を踏まえ、もはや存在すらを抹消して二次元の世界を愉しむ‥これこそが今のオタのトレンドと言えるでしょう。なお、最近異世界転生モノも結構多いですが、これも形を変えた惨事元への絶望であると踏んでおります。そう、我々は遂に自分の存在すらも否定するところまで来たのです。オタはハーレムを望んでいるか? いいえ、ただ静かにその場の空気になりたいのです。

 こうして悟りの境地に至り解脱の道を選んだ我々ですが、以前お話ししましたリア充オタとは相当な軋轢を生むことが予想されます。そして大抵彼らの方が声がでかいですから、オタはやはり「そうは言っても目の前に美少女が」はこれからも言われ続ける事でしょう。我々はそんな声を鼻で笑いつつ、清浄な心を持っていたいものです。

 えぇまぁ、童貞オタクこじらせるとこうなるという典型ですね、はい。
 それでは、また次回まで‥。